シチズンセブンスターデラックス2

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機械式腕時計修理---シチズンセブンスターデラックス5270L自動巻腕時計【times-machine.com】《 時計修理 》【三田時計メガネ店@栃木県大田原市前田】  機械式腕時計修理---シチズンセブンスターデラックス5270L自動巻腕時計 分解掃除(オーバーホール)【times-machine.com】《 時計修理 》【三田時計メガネ店@栃木県大田原市前田】

【時計修理】機械式腕時計修理9・詳細版

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支足折れ(えとあしおれ、文字盤の足折れ) 修復再生修理

シチズンセブンスターデラックス5270L自動巻腕時計修理

  • 分解掃除(オーバーホール)、ガラス交換
    • 支足折れ(えとあしおれ、文字盤の足折れ) 修復再生修理

分解掃除(オーバーホール)修理、お預かり時

1.1.シチズンセブンスターデラックス5270L自動巻腕時計2.2.裏ブタを開けた状態

3.3.ケースから機械を取り出した状態4.4.取り出した5270L自動巻の機械裏側5.5.針を外した状態

  • 3.ケースから機械を取り出した状態
  • 4.取り出した5270L自動巻の機械裏側
  • 5.針を外した状態
    • 針を外しましたら、文字盤の中心部の穴が、機械に接触をしていました。

6.6.機械から文字盤を外した状態7.7.支足(文字盤の足)が折れていました。8.8.支足(文字盤の足)が片方折れていました。

  • 6.機械から文字盤を外した状態
  • 7.支足(えとあし、文字盤の足)が折れていました。
  • 8.支足(えとあし、文字盤の足)が片方折れていました。
    • 支足(えとあし、文字盤の足)は、二本付いていて、機械に止められています。

二本とも折れてしまえば、文字盤が回ってしまい、支足折れ(えとあしおれ、文字盤の足折れ)が解るのですが、
一本だけ折れている場合は、機械をケースから外してみないと解らないことが多いです。
文字盤が、機械に接触しているため、時間が遅れるなどの不具合が出てしまいます。

支足折れ(えとあしおれ、文字盤の足折れ) 修復再生修理

9.9.支足折れ(えとあしおれ、文字盤の足折れ)修復再生、完成品10.10.支足折れ(えとあしおれ、文字盤の足折れ)修復再生、完成品11.11.支足折れ(えとあしおれ、文字盤の足折れ)修復再生、完成品

  • 9.支足折れ(えとあしおれ、文字盤の足折れ)修復再生、完成品
  • 10.支足折れ(えとあしおれ、文字盤の足折れ)修復再生、完成品
  • 11.支足折れ(えとあしおれ、文字盤の足折れ)修復再生、完成品
    • ハンダ付け成功。少し余分なハンダをそぎ落として完成です。

この時計の文字盤のように、昔の手巻自動巻の文字盤は、ある程度厚みがありしっかり出来ています。
ハンダ付けをするのに、多少熱であぶっても、焦げずに変色しませんので大丈夫でした。
このように写真でご説明をしますと、簡単容易に見えますが、多少厄介な修復修理でございます。

テンプ、ひげゼンマイの修正—時間調整

12.12.テンプ部---テンプ受けに付いたテンプ13.13.テンプからひげゼンマイを外した状態

  • 12.テンプ部—テンプ受けに付いたテンプ
  • 13.テンプからひげゼンマイを外した状態

14.14.ひげゼンマイ15.15.修正後のひげゼンマイ

  • 14.ひげゼンマイ
  • 15.修正後のひげゼンマイ

ひげゼンマイのアオリにあたる部分を少し修正しました。
全舞をいっぱいに巻いた時に、すき間が少ないため、
伸縮時にひげゼンマイ同士が当っているようでした。
数秒というわずかな時間の狂いですが、微妙に時間に誤差が出てしまいます。
ひげゼンマイが、時間を司っている心臓です。
これで、以前よりも時間がかなり合うようになったと思います。

車軸受け、車軸穴の汚れ

お客様が修理にお持ちになった理由は、手で巻けば、正常に動くのですが、
腕に付けていて遅れるので、全舞が巻き上がらない状態ではないか、とのことでした。
自動巻上げに不具合があるのではないか、とのことでした。

確かに自動巻上げ部の車軸の穴が、油汚れで粘着するほどベトベトの状態でした。
車輪の回転にかなりの影響が出てしまうほどにひどい状態でした。

16.16.一番伝え車の車軸穴の汚れ(一番受け側)17.17.車軸穴の汚れを洗浄後(一番受け側)

  • 16.一番伝え車の車軸穴の汚れ(一番受け側)
  • 17.車軸穴の汚れを洗浄後(一番受け側)

18.18.一番伝え車の車軸穴の汚れ(一番受け内側)19.19.車軸穴の汚れを洗浄後(一番受け内側)

  • 18.一番伝え車の車軸穴の汚れ(一番受け内側)
  • 19.車軸穴の汚れを洗浄後(一番受け内側)

お客様の地元の時計店で、何度も手入れをしながら使っていた、と言うことでした。
しかし、分解掃除(オーバーホール)をしてはいなかったようです。
部分修理しかしていなかったようです。
部分修理でいじったところは、さすがにキレイなのですが、
全然いじらないところは、何十年も同じ油で、汚れたままのひどい状態でした。

歯車などの部品は、異常ありませんでした。
しかし、このように油汚れで、動きが悪くなってしまいます。
したがって、定期的なオーバーホール(分解掃除)のお手入れが必要と言う訳です。

ケースのサビ汚れ

ケースの見えないところのサビ汚れ
ガラスを交換するのにガラス押さえ(ガラス縁、ベゼル)をはずしました。
長年のご使用で、やはりサビていました。

20.20.ケースも分解掃除(オーバーホール)21.21.ケースのサビ汚れ、前面のガラス押さえ(ガラス縁、ベゼル)部
22.22.サビ汚れを落とし、洗浄後23.23.ケースの分解掃除(オーバーホール)、ケース磨き後

  • 20.ケースも分解掃除(オーバーホール)
  • 21.ケースのサビ汚れ、前面のガラス押さえ(ガラス縁、ベゼル)部
    • ケースの見えないところのサビ汚れ
  • 22.サビ汚れを落とし、洗浄後
  • 23.ケースの分解掃除(オーバーホール)、ケース磨き後

分解掃除(オーバーホール)、ガラス交換、修理完了時

24.24.修理、お預かり時25.25.修理、お預かり時
26.26.分解掃除(オーバーホール)、ガラス交換、修理完了時27.27.分解掃除(オーバーホール)、ガラス交換、修理完了時

  • 24.修理、お預かり時
  • 25.修理、お預かり時
  • 26.分解掃除(オーバーホール)、ガラス交換、修理完了時
  • 27.分解掃除(オーバーホール)、ガラス交換、修理完了時
    • ケース磨きは、大きなキズ、へこみ等は取りませんが、少し磨けば、キレイになります。

40年間お使いで、もちろんケースはキズだらけ、ガラスもキズだらけでした。
ケース磨き、ガラス交換をして、キレイになりました。(ピンボケで解りずらいですが・・・)

ケース磨きは、大きなキズやヘコミは取りませんが、ちょっと見ては、全然解らない位に、
ピカピカに生まれ変わってしまいます。
ケース磨きの新品仕上げ(別料金)までは、必要ないと思います。
分解掃除(オーバーホール)セット料金に含めている、当店基準のケース磨きで十分だと思います。

宇都宮市からご来店のお客様でした。
新品同様になった、こんなにキレイに・・・と喜んでいただきました。

どんな修理にしても、時計の中の修理、機械部品の修理は、
お客様には見えませんので、このように写真に撮って、見てもらい、
ご理解、ご納得をいただいております。

目に見える時計修理を心がけております。

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支足折れ(文字盤の足折れ)修理についての補足説明

支足折れ(文字盤の足折れ)修理は・・・

支足折れ(文字盤の足折れ)修理は、ハンダ付けをしなければなりません。
文字板に熱を加えなければなりません。
文字板の出来・質によっては、表面の塗装が焦げてしまいます。
文字板の出来・質によって、ハンダ付けが出来ないモノもあります。
特に、近年のクォーツ式の時計の文字板などは、
出来が薄くて、塗装の質も悪いので、ハンダ付けをしないで修理します。
焦げてしまいそうだと判断した場合は、ハンダ付けをしないで、
裏ワザを使いまして、動かないように止めて、修復再生することもあります。

ガラスについての補足説明

ガラスの新規別作について・・・

古い時計は、ほとんど部品がありません。
ガラスがキズになっていて、交換したくても出来ません。在庫がありません。
それで、独自に球面(カーブ)ガラスを削って、大きさを合わせて入れています。
球面(カーブ)ガラスにしてあるのは、
針が触らないように考えて球面(カーブ)ガラスにしています。
防水時計の場合は、少し防水効果が落ちることもあります。
ケースの構造、ガラスの構造などによっては、出来ない場合もあります。
やはり、見てみないと、やってみないと判りません。

大切な 『 時計の修理・お手入れ 』 いたします!!

times-machine.com】《 時計修理 》【三田時計メガネ店】より

  • ご覧の通り、一般的な、普通の時計ばかりでーす。
    • 高級品の高価な時計は、一流の高級なお店に・・・お任せして、
    • 複雑で難しい時計は、高度な技術のお店に・・・お任せして、
    • 複雑すぎる厄介で面倒な時計は、メーカーなどに・・・お任せして、
      • 実用的に、毎日、いつも使っている時計を、修理いたしております。

こんな感じで、適当に・・・の~んびりと・・・時計修理をいたしておりまーす。
たいした技術などありませんので、難しいことは解りませ~ん。
MOTTAINAI(もったいない)から、出来る範囲で、適当に、修理再生してまーす。










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