シチズンオートデーターユニ2400自動巻腕時計修理

大切な 『 時計の修理・お手入れ 』 いたします!!

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【時計修理】機械式腕時計修理10・詳細版

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油切れ摩耗 見た目以上の不具合修理

シチズンオートデーターユニ2400自動巻腕時計修理

  • 分解掃除(オーバーホール)、風防ガラス交換、リューズ交換
    • 油切れ摩耗 見た目以上の不具合修理

分解掃除(オーバーホール)修理、お預かり時

1.1.シチズンオートデーターユニ2400自動巻腕時計2.2.風防ガラスヒビ入り、リューズ摩耗

3.3.裏ブタを開けた状態4.4.裏ブタを開けた状態

  • 3.裏ブタを開けた状態
  • 4.裏ブタを開けた状態
    • 少しサビ粉が付いていました。

風防ガラスにヒビが入り、リューズが摩耗していましたが、結構キレイな状態でした。
時間の制度的にも何の問題もないとのことでした。
調子は良いが、分解掃除(オーバーホール)をして、風防ガラスを交換、リューズを交換、とのことでした。

しかし・・・

油切れ摩耗 見た目以上の不具合修理

裏ブタを開けましたら、サビ粉が付いておりました。
何か具合が悪そうではないか・・・と思いました。

5.5.シチズン2400自動巻の機械部6.6.角穴車の上にサビ粉が付いております。

  • 5.シチズン2400自動巻の機械部
  • 6.角穴車の上にサビ粉が付いております。

7.7.ローター(回転錘)をはずした状態8.8.自動巻輪列をはずした状態9.9.自動巻輪列

  • 7.ローター(回転錘)をはずした状態
  • 8.自動巻輪列をはずした状態
  • 9.自動巻輪列

10.10.自動巻輪列の内側11.11.クラッチ車受けなどをはずした状態12.12.サビ粉がひどいようです。

  • 10.自動巻輪列の内側
  • 11.クラッチ車受けなどをはずした状態
    • クラッチ車、クラッチ伝え車、減速車をはずした状態
  • 12.サビ粉がひどいようです。

まさに油切れの状態。
汚れた油までもが乾ききってしまい、完全に油切れの状態です。
潤滑油が切れた状態で、無理に動かし続けてしまったので、
歯車の回転が重くなり、歯車の金属同士が擦れて、削られてしまい、
その削り粉までもがサビてしまったようです。

手入れをせずに、ただ動いているからと、使用してしまったのではないかと思われます。

やはり機械モノは、定期的な手入れが必要だと言うことが解ります。
特に腕時計の場合は、潤滑油が極々微量ですので、使っても使わなくても乾いてしまいます。

13.13.クラッチ伝え車14.14.くびれるほど摩耗してしまった、クラッチ伝え車

  • 13.クラッチ伝え車
  • 14.くびれるほど摩耗してしまった、クラッチ伝え車

クラッチ伝え車は、潤滑油があっても、力が掛かる部分の歯車ですが、
ここまでくびれてしまっては、どうしようもありません。
新品の交換部品がありませんので、これよりも程度の良いものと交換を致しました。

機械もケースも分解掃除(オーバーホール)

15.15.シチズンオートデーターユニ2400自動巻腕時計 機械もケースも分解掃除(オーバーホール)

分解掃除(オーバーホール)、風防ガラス交換、リューズ交換、修理完了時

16.16.分解掃除(オーバーホール)、修理完了時17.17.分解掃除(オーバーホール)、修理完了時

  • 16.分解掃除(オーバーホール)、修理完了時
  • 17.分解掃除(オーバーホール)、修理完了時
    • 機械の部品、ひとつひとつを磨いてキレイにしてあります。
      • またしばらくの間は、調子良く動くことでしょう。
        しかし、定期的なお手入れは、絶対的に必要です。

18.18.分解掃除(オーバーホール)、風防ガラス交換、リューズ交換、修理完成品19.19.分解掃除(オーバーホール)、風防ガラス交換、リューズ交換、修理完成品20.20.分解掃除(オーバーホール)、風防ガラス交換、リューズ交換、修理完成品

  • 18.分解掃除(オーバーホール)、風防ガラス交換、リューズ交換、修理完成品
  • 19.分解掃除(オーバーホール)、風防ガラス交換、リューズ交換、修理完成品
  • 20.分解掃除(オーバーホール)、風防ガラス交換、リューズ交換、修理完成品

日付レンズ付きの風防ガラスに交換をして、リューズも交換をして、
ちょっと精悍(せいかん)な感じに生まれ変わりました。

金色メッキのケースですので、軽く手磨きをしただけです。
年代物のわりには、お預かり時からメッキはキレイな状態でしたが、
さらにピカピカになりました。

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『修理品現品を見てみないと・・・』

修理品現品を見てみないと判りません・・・と言う理由

分解してみないと・・・

この機械は、クラッチ伝え車のカナが摩耗しているモノが多いようです。
ここまで摩耗しているモノも珍しいですが、かなり使い込んだ機械なのでしょう。
時計の状態を聞いただけで判る不具合、時計を見て外側から判る不具合、裏ブタを開けて判る不具合・・・と、
いろんな不具合があります。
この時計は、調子良く動いていると言ってはいましたが、
機械を分解したら、上記のような状態で、かなりの不具合でした。
機械を分解して、初めて判る不具合・・・でした。
機械を分解してみないと判らない・・・と言うことです。

修理についての補足説明

たかがオーバーホール、されどオーバーホール・・・

機械モノにとって、分解掃除(オーバーホール)は、絶対的に必要不可欠です。
動いていて、時間の狂いもないので、機械の手入れなどする必要がない。
と、思われがちですが、機械は日々動き続け、働き続けています。
動かなくなってからとか、時間が遅れるようになってからでは、手遅れの状態になってしまいます。
年代物の時計は、部品が無くなっています。部品が手に入らなくなってきています。
この腕時計の場合も、未使用の新しい部品はもうありません。
部品も中古品を使用しなければなりません。
たまたまストックしておいた部品がありましたから、交換をしてまあまあの状態に修理が出来ました。
交換部品があって、ホッとしました。
部品がなければ、分解掃除(オーバーホール)をした後の方が、不具合が出てしまったかもしれません。
かえって、(機械を)いじらない方が、
(壊れるまで)使い切ってしまった方が良くなってしまったかもしれません。
しかし、年代物の貴重な、大切な時計です。
壊れないうちに、動いているうちに、調子の良い時にこそ、
分解掃除(オーバーホール)のお手入れが必要なのだと思います。

このような年代物の時計を使用する人は、分解掃除(オーバーホール)の手入れをしてあげることは、
『義務』だと心しておいて、使用して頂きたいものです。

大切な 『 時計の修理・お手入れ 』 いたします!!

times-machine.com】《 時計修理 》【三田時計メガネ店】より

  • ご覧の通り、一般的な、普通の時計ばかりでーす。
    • 高級品の高価な時計は、一流の高級なお店に・・・お任せして、
    • 複雑で難しい時計は、高度な技術のお店に・・・お任せして、
    • 複雑すぎる厄介で面倒な時計は、メーカーなどに・・・お任せして、
      • 実用的に、毎日、いつも使っている時計を、修理いたしております。

こんな感じで、適当に・・・の~んびりと・・・時計修理をいたしておりまーす。
たいした技術などありませんので、難しいことは解りませ~ん。
MOTTAINAI(もったいない)から、出来る範囲で、適当に、修理再生してまーす。

  • 先日修理して頂きましたオートデータユニ、とても快調に動作しております! ありがとうございました。また本日お願い致しましたコスモトロン、どうか宜しくお願いいたします。 — 大河内  2016-04-08 (金) 19:54:48










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